「全日本医師テニス大会と私」
　　　　　　　　　　　　　　　京都府下京東部医師会　富井　紘久（1944.7.13生）

　全日本医師テニス大会は昭和49 年東京で53名が参加して第１回大会が行われました。以後、年に１度秋に開催され昨年は博多で第28回大会（世界医師テニス大会と兼ねて）が行われ、参加 者も最近では300名を越える大会となりました。今年は初めて京都で開催されます。大会は3日間で10月中旬の金、土、日。初日夫婦ダブルス、2日目その 他のダブルス、3日目シングルスが行われ、それぞれ年齢別、Ａ・Ｂクラス別（一部は除く）に分けて行われます。80歳以上の方もお元気で参加されていま す。

　さて、小生のテニス歴ですが大学で6 年間テニス部に所属しましたが、卒後は長くテニスのない生活が続きました。40歳の時に週１回ウィークディにナイターテニスとして再開しました。学生時代 とはまずラケットが全く異なっており驚きました。さすがに15年のブランクは大きく、初心者まで技量が低下しており（体力も落ちていましたが）非常に悔し い思いをしました。基礎練習として早朝壁打ちに週1回通い、週1回コート練習を続けました。

　その後全日本医師テニス大会を知りテニス再開5年目の45歳の時に、静岡県掛川市での第18 回大会に壮年Ｂクラスとして出場、ダブルス優勝（パートナー栗原眞純先生）シングルス3位と満足のいくデビューでした。翌年よりＡクラスに移して参加しま したがこのクラスはレベルが高く、2回戦程度敗退が続きました。でも"継続は力なり"と週1回の練習を続けました。又、全日本大会は昔、大学時代に西医体 で戦った旧友に会えるのも大きな楽しみでした。昔のまま相変わらず強い人、すごく強くなった人、、、がいて励みになりました。勿論社会人になってテニスを 初め強くなられた方も多くいらっしゃいます。日頃あまり多くの練習時間は取れないため、練習はできるだけ試合のつもりで大事にするように心がけました。

　その甲斐あって第26回東京大会（Ｈ11 年）で兵庫の酒井英世先生と組んだダブルスで優勝することができました。テニスを再開してから16年目のＡクラスでの優勝の感動は今でも忘れられません。 そして翌年の名古屋大会では終に念願のシングルスに優勝（ダブルスは3位）出来たのです。58歳を迎え体力的に衰えは感じますが、今後何時までも続けられ るテニスを目指し、夢は80歳でも全日本に出場したいと思っております。今まで全日本医師テニス大会に出場されていない方、非常に楽しい大会です。京都大 会を機に是非出場されてはいかがでしょうか。