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ご あ い さ つ 第2回全日本医師庭球大会が、今年は古都・京都で開催されることになりました。 北は青森から、南は鹿児島、沖縄から、また古稀を越えた老医と、而立、不惑の働き盛りの男女のお医者さん達が集まって秋の1日、加茂川畔のテニスコートで、そのファインプレーとスポーツマンシップの醍醐味を発揮されることは恂に愉快であります。 テニスは心の遊び、身の遊び、身心融合の遊びでしょう。静かに眠る東山三十六峯の下で、百敷の大宮人の心意気でこの2日間ラケット振って存分に遊んでいただきたいと思います。 又、御承知の如くテニスは全く世界的なスポーツであります。私達がここでテニスを楽しむ気持は、必ずや世界医師庭球聯盟に相通じ、仲睦まじく球を追ってはグッドショットを褒めあい、拍手と握手を交換する時が来ると信じます。 皆さんの御奮斗を待望いたします。 昨年東京で開催された第1 回全日本医師庭球大会の懇親会兼総会の席上で、次回は大阪でやるようにと私にその大任を仰せ付かった。こんなことには全く経験もない私としては、とても出 来ることではないと固く御辞退したが、京都、兵庫の両府県とも一しょになって、次回は是非共関西で、ということでとうとう止むなくお引受けはしたものの、 やはり第一の難関は、コートの入手難であった。10月11、12日といった好季節の、土、日曜日、10面のコートを確保することは、なかなかこの時節では 容易なことではない。あちらこちらあたって見て、ようやく、奈良郡山の「青丹よしテニスクラブ」でこの両日8面のコートが借りられることになったので、4 月29日、場所の下見もかね、東京からも宇賀田会長以下多数の方々が御西下賜り、折悪しい小雨の中を午前中はテニスを楽しみ、午後はクラブハウスの立派な 会議室で理事会を開催して、第2回全日本医師庭球大会の第1回の打合せを行った。 その後、村山会長から4月中に、京都市内に関西電力が計画しているコートが10面余り出来上るらしいという情報が入り、種々接渉の結果之が借りられることになったので、全国大会のためには地理的に京都市内の方がよいということになって、今回の会場で開催と決ったのである。 私は眼科医会の仕事 で毎月上京しているので、その都度、宇賀田会長以下東京の皆様にお会いして色々御指示を仰ぎ、地元では京都、兵庫、大阪の方々に御協力を項いて準備をすす めて行ったが、何分未経験且つ愚鈍のこととてミスの続出、特に宿泊に関することや、懇親会の日時を脱落させたことなどで、皆様に大変卸迷惑をかけたことを 深く御詫び申上げます。 尚、今回の会場はオープンのクラブで、クラブハウスその他の設備甚だ不十分であり、その補充も意にまかせず、皆様に多大の御迷惑をおかけすることになると思いますが、よろしく卸諒承の程願い上げます。 私7月一杯で定年になったので副院長もやめ、嘱託となったら少し暇も出来るだろうと思っていたら、時間のたつのが何んと早いことか、あれよあれよという間に大会当日が目の前に迫って来て、目下学生時代の試験の前のアセリを再び体験して不眠になやまされています。 青森、鹿児島といった本土の端々からも遠く馳せ参んじて下さった84組の皆々様に、厚く感謝し、不行届さの点を深くお詫び申上げます。 今は唯、当日の天侯を祈るのみです。 雨で途中中止になった「あしやグランドベテラン」第1日の夜（9月27日） |
