日本医師テニス協会

第７４回全九州医師テニスス大会記
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　入部兼一郎
　本大会は第１０２回九州医師会医学会記念テニス大会も兼ねて、平成１４年１１月１７日、快晴の秋空に恵まれて、知覧町テニスの森公園のコートで盛大に開催されました。
参加資格は九州・山口在住の医師またはその夫人（未亡人も含める）です。　大会に先立ちサンロイヤルホテルにて前夜祭が開かれました。開会にあたり、前年他界された前全九州医師テニス協会会長の有馬哲三先生に黙祷をささげ、ご冥福をお祈りいたしました。第一回全日本医師テニス大会優勝、第一回全九州医師テニス大会優勝を始めとする有馬先生の輝かしい成績についてははここで改めて言及する必要はないでしょう。
　松田正次大会会長のご挨拶、入部大会委員長の歓迎の挨拶、池田雄祐常任理事の理事会報告とチェコにおける世界医師テニス大会の報告（特に深水幹子夫人の三冠獲得等、九州勢の活躍）があった後、懇親会が盛大に行われました。鹿児島以外では懇親会は大会終了後表彰式を兼ねて行われるのが普通ですが、当県の場合は遠隔地であり、帰りの交通機関の便を考慮して前夜祭を行いました。常連、顔なじみも結構いて旧交を暖め、懇親を深める一方、まだ決着がついていない試合前なので、全員に優勝の可能性があり、早くも舌戦という前哨線が始まりました。
　翌日はホテルよりバスに分乗し、隣町知覧にあるコートに向かいました。テニスの森公園は人工芝コートが１７面あり、緑に囲まれ、広々として快適なところです。当大会はそのうちの１４面を借りて開催され、九州各県および山口県より、１１３名のテニス愛好者が参集いたしました。
　試合は慶組（７７歳以上、パートナーが毎回替わる）、寿組（７０歳以上）、超壮年組（６５歳以上）高壮年A組、B組（５５歳以上）壮年A組、B組（４５歳以上）一般A組、B組（年齢制限なし・今回は参加者の関係で一般のみ）女性組の１０パートにわかれて熱戦が繰り広げられました。女性は１０歳を加算して男性組に参加することも可能です。試合方法は６ゲーム先取、ノー・アドバンテージ方式で行われました。なるべくたくさんテニスを楽しんでもらうために、リーグ戦またはリンク戦とし、一チーム４試合は出来るようプランしました。

　熱戦の末の試合結果は下記のとおりです。
慶組　優勝：福井恭一（福井）、準優勝：松田正次（福岡）
寿組　優勝：梶原保（福岡）・久能恒子（福岡）、準優勝：秋武強（福岡）・野瀬橘子（山口）
超壮年　優勝：池田雄祐（福岡）・入部兼一郎（鹿児島）、準優勝：鎌野尤志（沖縄）・古賀常治（長崎）
高壮年Ａ　優勝：八田喜弘（福岡）・尚司紘史（福岡）、準優勝：角田和之（福岡）・清水正賀（福岡）
高壮年Ｂ　優勝：片岡宏一郎（熊本）・片岡恭子（熊本）、準優勝：一安弘文（福岡）・成田征四郎（福岡）
壮年Ａ　優勝：石田史郎（佐賀）・古賀正隆（佐賀）、準優勝：堂園光一郎（鹿児島）・宇根文穂（鹿児島）
壮年Ｂ　優勝：小串俊夫（福岡）小串節子（福岡）、準優勝：都田梅司（福岡）都田徳子（福岡）
一般　優勝：二口稔（熊本）・緒方一朗（熊本）、準優勝：深水良（熊本）・隈博政（福岡）
女性組　優勝：末永久美子（鹿児島）・北國たか子（鹿児島）、準優勝：清田由美子（鹿児島）・鮫島明子（鹿児島）

　この大会ではいろんな方々にたいへんお世話になりました。夜遅くまで大会の準備会にご参加くださった県医師会の事務局の方、秋の多忙な時期に客室の確保、懇親会の準備バスの手配にご尽力下さったサンロイヤルホテルの関係者、さらに司会者、賞品係り、弁当係り、バス送迎係り、試合進行係り等手分けして協力してもらった鹿児島ドクターズテニスクラブの面々、手伝っていただいた鹿大医学部テニス部の学生さん方、その他多くの方々に心から感謝いたします。