第29回全日本医師テニス京都大会を終えて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都大会事務局長　平杉　嘉昭

　まず感想はと聞かれて、すぐさま「ほっとしました。」の一言につきます。
　京都大会を引き受けての約２年間、運営その他のことが日常生活の中で重要な部分を占め頭から離れることがなかった日々でした。過去の大会運営の資料収集 の傍ら心配の種が次から次へとあらわれ眠れぬ夜もありました。3日間の日程が終了した当夜は本当にどっと疲れを感じ爆睡（こんな日本語あったか？）。
　これまで全国大会をお世話された方々も大変な重圧でご苦労されたのであろうと察する次第です。
思いつくままに大会のことを振り返ってみたく存じます。

まず「天気」のこと！
　テニスはまさに天気次第。大会の成功・不成功、楽しさの鍵を握っている重要な課題です。天気予報が気になって気になって「晴れ」マークを祈るのみでし た。私たち世話人の力ではどうにもならんとはいえ、大会運営の上で大変な部分を占めています。雨に備える為には多大な経費がかかる上、会場設営を２重にす ることになり人的なこともかかわります。交通手段も考慮する必要が生じます。頭の痛いことばかりです。
現実は参加された皆様方ご存知の如く、試合形式の変更からクレーコートの条件不良で使用不可となったり散々な目にあうこととなった次第です。

次は参加者確保のことです
　大会成功・不成功の第２の鍵は参加者数にもかかっています。なるべく多くの地域から多数の方々に参加していただき大会を盛り上げていただきたいという願いがあります。
　全国の都道府県・市等の医師会に案内冊子を送付しテニス愛好の医師、夫人へのアピールをお願いいたしました。
　又、春（平成１４年）に箱根で開催された日本医師庭球大会に弓削会長と栗原副会長が参加され、全日本テニスの案内をしていただき冊子も送付しました。かなりの人数の方々が京都大会にご参加いただきました。大会参加の医師夫人の観光案内をかねたプログラムも用意しました。
　さて締切り８月１７日の大会参加登録者はざっと１８０余名だったのです。お盆休み明けなので２、３日後にはかけこみで参加人数が増えるのではないかと考 えていました。さにあらず返信なしでした。一応大会規模を３００名位と考えての予算、会場準備をしてきましたのでこのままでは赤字を覚悟せざるを得ませ ん。大阪府、兵庫県等、近畿医師テニスでの仲間の先生方に事情を説明し、参加者の掘り起こしをお願いいたしました。大阪の川本先生、原文雄先生、兵庫の横 山先生、本村先生、酒井先生その節は本当に有難うございました。又、京都でも多くの先生方にご協力を頂き有難うございました。
　９月１０日原稿ぎりぎりで何とか２５５名の登録をしていただきました。８月末のドロー委員会では最終ドローの決定とまではいかずプログラム印刷を先送りとしていました。
　大会までにプログラムが出来上がって参加者の皆様の手元にお届け出来るまさにギリギリの冷汗ものとなりました。９月末に何とかプログラム冊子が出来上がり発送することが出来ました。

もちは餅屋で
　テニス会場の運営全般は京都府宇治市テニス協会に依頼しました。
　日常的にホームグラウンドとして太陽が丘テニスコートを使用されている団体なので備品の件、その他全てにぬかりなく本当に助けられました。こうした運営は名古屋大会世話人の中村光治先生のご助言に従わせていただいたからです。有難うございました。
　宿泊ホテル、交通手配、懇親会、スポーツ医学研究会等は大阪の日本旅行にお願いしました。スポーツ用品、ガット張り等の関係は大阪のワコーテニスに。
　登録、事務、その他雑務も多くあったが、京都府医師テニス協会の先生方にそれぞれを分担していただき切りぬけることができまた。特に大会の記事、記録、 広報活動として副会長の栗原先生にホームページを開設していただいた点が大きかったです。今後共色々と活用されていくものと期待されます。戦績等のミスプ リント等の訂正においても活用させていただき感謝しています。